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クローズup PDホスピタル

2014年スマイル冬号
記事の内容、執筆者の所属等は発行当時のままです。

大阪府

良秀会 藤井病院

トータルケアで患者さんの人生をよりよきものに

大阪南部・泉州エリアに位置する良秀会 藤井病院。特に腎・透析医療の分野で地域の中核的な役割を果たしています。さらに良秀会グループは7つの病院・クリニックのほか、介護老人保健施設など4つの介護施設を有しており、医療と福祉の連携による質の高い医療を提供しています。

PD患者さんを総力でケア

射手矢巖副院長、木村良枝透析室副主任 射手矢巖副院長、木村良枝透析室副主任

「当院は、『信頼・やさしさ・行動力』を基本理念に、地域の皆様の健康管理や救急・急性期医療に貢献すべく、高度・先進医療を実践しています」と話すのは、副院長で救急総合診療科部長の藤井良幸先生。腎臓内科は専門医3名、透析スタッフ24名、栄養士4名、臨床工学士4名という充実した体制で、保存期から透析まで400名近い患者さんの診療に当たっています。「腎臓病の患者さんは、循環器や整形外科系の疾患も抱えている方が多くいらっしゃいますので、まさに総力戦でケアをしていかなくてはなりません。当院ではこうした疾患にも対応する診療科も充実させています」と、同じく副院長で腎臓専門医でもある射手矢巖先生は続けます。

趣味や生活習慣も考慮してPDとHDの併用も選択肢の1つ

「血液透析(HD)は過剰な水分や尿毒素を短時間で処理するので、高齢の方には比較的負担がかかる治療です。また、若い方にとっては社会活動の時間が制限されることになります。こうした問題に真摯に対応していくとPDをお勧めすることになるのです」と射手矢先生。最初は体に負担が少なく社会活動もできるPDの利点をできるだけ活用し、残存腎機能がなくなってきたら、HDとの併用で透析が不足する部分をカバーするという考え方を基本としながら、「患者さんの性格、生活環境、合併症など、様々な要素を考えて検討します」と治療についてきめ細かい配慮がなされます。

療法選択の説明は、看護師が患者さんに趣味や食事のことなどを数回にわたり詳しく聞き取りながら、患者さんがPD、HDそれぞれのイメージを持てるように、丁寧に進められます。「どちらを選ばれたとしても、安心して治療を受けていただけるように、説明したスタッフが透析導入後も関わっていきます」と木村良枝看護師(透析室副主任)。PDの説明時には、手技のデモンストレーションを患者さん、ご家族と一緒に行うとのこと。PDは難しくて無理、と不安を示していた方でも実際にやってみると「これならできるかも」とPDを選択されることがあるそうです。さらに、退院後、夜間の急な問い合わせにも的確に対応できるよう、スタッフ間の情報の共有化も図られています。

訪問看護で、在宅での治療も安心

患者家族へのサポートにも力を入れています。射手矢先生は「PDは生活環境の影響を受けますので、家族を含め、生活全般をケアしていく"トータルケア"という考え方が必要になります。特に高齢の方とその家族にはサポートが重要です」と話します。同院では、退院当日とその後2週間目に、透析室の看護師が患者さんの自宅を訪問し、家庭環境を確認、機器の配置のアドバイスや手技の再指導を行います。その後も継続的にサポートが必要な方には、良秀会グループの訪問看護師が定期的に訪問するなどしてフォロー。「当院はこの点で恵まれています。グループ内に様々なシステムが整っていますから。これらをPDにもさらに活用していきたいと考えています」と射手矢先生。木村副主任は「患者さんとご家族が笑顔になることが私たちの力になります。安心して、PDを続けていただくために、いつでもサポートさせてもらうことをお伝えしたいですね」と熱く語ります。

最後に、射手矢先生は「患者さんとその家族がよりよき人生を送れるようにしていくことが私たちの最終目標。治療方針も患者さんとご家族のQOLを考慮して決めていきます。"We stand by you"(私たちは常にあなた方の側にいる)です」という温かいメッセージを送ってくださいました。

スタッフの皆さん スタッフの皆さん

病院データ

医療法人 良秀会 藤井病院

医療法人 良秀会 藤井病院

  • 〒596-0044
  • 大阪府岸和田市西之内町3-1
  • 電話 072-436-2201
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