1. 腹膜透析(PD)情報サイト トップ
  2. 快適な腹膜透析(PD)ライフのための情報誌「スマイル」
  3. クローズup PDホスピタル
  4. 仁真会 白鷺病院

クローズup PDホスピタル

2017年スマイル春号
記事の内容、執筆者の所属等は発行当時のままです。

大阪府

仁真会 白鷺病院

患者さんの笑顔を見るのが
一番の幸せ

白鷺病院をはじめとする仁真会は、1974年の創設以来、「透析医療を中心とした腎・尿路系疾患の専門施設として社会に貢献すること」を理念とし、白鷺病院、白鷺診療所、北巽白鷺クリニック、白鷺南クリニック、藤井寺白鷺クリニックの5施設で、大阪市南部とその周辺地域の患者さんを支えています。

腎不全の病期(ステージ)に対応し、多様な治療選択肢を提供

インタビューに答えて下さった方々。 白鷺病院のスタッフの皆さん(インタビューに答えてくださった方)
後列左から、柚木看護師、堀田看護師、小澤PDセンター科長、吉永看護師、辻村看護師、前列左から、増田先生(外科)、庄司院長 山川理事長 乗峯内科部長、岡崎先生(内科)

仁真会グループ5施設では、外科・泌尿器科・内科の医師をはじめ、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床工学技士、メディカルソーシャルワーカーなどの多職種からなるチームで、保存期約400名、血液透析(HD)約850名、腹膜透析(PD)17名、在宅血液透析(HHD)1名の患者さんの診療に当たっています。昼間の時間を確保しやすいオーバーナイトHD、PD、HHDや、移植の説明も積極的に行っており、「腎不全の患者さんに治療とともに社会生活を送ってもらえるよう、多様な治療選択肢を提供できることが特徴」と、内科部長の乗峯京子先生は強調します。

保存期の治療は慢性腎臓病の進行を抑えることを第一に行われますが、並行して早い段階から、透析や移植についての説明も行っています。その頃から患者さんに寄り添い積極的に関わっているのが5名のPD専任看護師です。そのお一人であるPDセンター科長の小澤しのぶさんは、「透析と言われても患者さんはすぐに受け入れることはできません。ですから、徐々にお話をして、考えてもらう時間を繰り返し持ち、患者さん自身が納得して希望する治療を受けられるようにしたいと考えています」と、保存期からの関わりの重要性を話します。

PD患者さんを支える専任看護師

患者さんに「元気に」透析を行ってほしいと願う同院では、1981年からいち早くPDにも取り組んでおり、近年は、他施設からの紹介で、PDの見学や導入の受け入れも行っています。「PDは高齢者にも適した治療法であり、患者さんのライフスタイルに合わせて治療を調整することもできます。実際、PDを選択した患者さんは前向きに生活を楽しんでいる方が多く、積極的に勧めています」(乗峯先生)。

PD患者さんのサポート体制も充実しています。「保存期から関わる専任看護師がPD導入の指導を行い、退院前の試験外泊にも同行して、水回りや透析液の保管場所、ご家族の協力体制など、ご自宅の環境を確認し、必要に応じてアドバイスをしています。また、高齢者や障がいをお持ちの方には、退院後も訪問し、ご本人や介助者の状況によってはメディカルソーシャルワーカーと社会資源の活用を相談することもあります」(小澤さん)。

また、PDからHDや移植に移行となる際には、腹膜炎やPD継続期間などを踏まえ、医師・臨床検査技師・看護師など多職種でカンファレンスを行い、EPS(被嚢性腹膜硬化症)について検討しています。その結果、必要時は腹膜組織の診断を専門機関に依頼し、EPSの治療や経過観察が必要な場合は、PD外来でフォローを継続する体制が確立しています。

PDのハードルを下げる取り組みを模索

PDの導入に踏み切れない患者さんが多いのも事実です。「PDは自己管理が必要なため、家族の協力を得るのが難しい、高齢や独居、老々介護などの患者さんにとってはハードルが高く、病院でのHDを選択する患者さんが多い状況にあります。そこで、訪問看護や介護保険の利用によって、このハードルを少しでも下げられないかと模索しているところです」(乗峯先生)。

最後にPDの患者さんへのメッセージをいただきました。乗峯先生は「患者さんの笑顔を見るのが私たちの一番の幸せです。その笑顔が見られるようサポートしていきます」とエールを送り、小澤さんも「PDをしてよかったなと思える、そんな生活を送っていただけるよう、努力を惜しまずに支えていきたいと思います」と語ってくださいました。

病院データ

仁真会 白鷺病院

仁真会 白鷺病院

  • 〒546-0002
  • 大阪市東住吉区杭全7-11-23
  • 電話(代表)06-6714-1661
ページトップ