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なんでも相談室

2012年スマイル秋号
記事の内容、執筆者の所属等は発行当時のままです。

フィブリンはどうして出るのでしょう?

(50代 女性 PD暦2年)

フィブリンは血液の凝固に関わるたんぱく質で、もともとは血液中にあります。腹膜透析をしていると排液中に見られることがあり、白くふわふわした塊状や糸状の形で、患者さんはよく排液中にクラゲが出た、とたとえられます。フィブリンが排液中に見られるのは、腹膜を構成する中皮細胞を含む、腹腔内の様々な細胞が刺激されることにより、フィブリンができるからです。その刺激の原因は、腹膜透析カテーテルが腹壁に当たったり、腹膜炎による炎症の刺激などが考えられます。また一般的な風邪や胃腸炎など、体調が悪いときにも見られることがあります。排液中のフィブリンの量が多いと、フィブリンにより腹膜透析カテーテルが閉塞してしまい、透析液の注排液ができなくなることがあります。フィブリンによるカテーテルの閉塞を予防するために、ヘパリンを透析液に混ぜて注液する場合もあります。

回答者
岡山済生会総合病院 腎臓病センター長 丸山 啓輔 先生

岡山済生会総合病院

腎臓病センター長 丸山 啓輔 先生

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