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なんでも相談室

2013年スマイル秋号
記事の内容、執筆者の所属等は発行当時のままです。

最近、腹膜透析(PD)に血液透析(HD)の併用療法を勧められたのですが、どうしてでしょうか?また、どのような利点があるのでしょうか?

(61歳 男性 糖尿病治療中 PD歴6年)

PDを導入してから数年の間は、残腎機能が保たれており、透析量や除水量(尿量も含めた)は余裕がありますので、体調も比較的良好でむくみも目立ちませんが、PD導入後長期間になりますと、透析量の低下や除水量の低下が起こりやすくなります。ご担当の先生は、おそらく身体所見や血液検査の結果などから、徐々に尿毒素の値が増えてきたことや、電解質や血糖値の異常をチェックなさったのだと思います。あるいは、高血圧やむくみなどが悪化していたり、貧血が改善しないなど、必ずしも良好とは言えない透析状況を懸念されているのだと思います。透析不足は、心血管合併症や二次性副甲状腺機能亢進症などの悪化と関連します。HDを併用することで、血液透析日は腹膜を休息させることができますので、腹膜機能の回復が期待されます。それに加えて、PD単独では除去されづらい尿毒症物質の除去や、溢水の改善が期待されます。現在は、PDに加えての週に1回のHDの併用は、保険診療で認められています。併用療法について、不安や疑問点がありましたら、ご担当の先生に併用を勧められた理由も含めて聞いてみてはいかがでしょうか?

回答者
医療法人仁友会北彩都病院 腎臓内科 副院長 平山 智也 先生

医療法人仁友会北彩都病院

腎臓内科 副院長 平山 智也 先生

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