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なんでも相談室

2013年スマイル春号
記事の内容、執筆者の所属等は発行当時のままです。

生体腎移植(母→子)を希望しておりますが、母親の腎機能の検査の種類と、移植後の子どものカテーテルはどうなるのかについて教えてください。

(11歳 男児 PD歴5年4ヵ月の母)

最近の腎移植の成績は免疫抑制剤がよくなってきたり、合併症を克服できるようになってきたことから、非常によくなってきています。さて、腎臓を提供する人(ドナー)の検査にはいろいろありますが、最も重要な1つがドナーの腎臓の検査です。まず検尿で、尿蛋白など異常がない(ドナーが腎臓病でない)ことを確認します。腎機能検査としては、血液検査でのクレアチニン値を基にして計算した推算糸球体濾過量(eGFR)を用いることもありますが、誤差が大きいことから、基本的にはイヌリンクリアランス検査を行います。半日以上かかるので大変な検査ですが、非常に正確に腎機能を測定できます。次に腎臓やその周囲の状況(位置、大きさ、形、腎動脈や腎静脈の本数・位置・太さ・尿管の位置)を調べるためにCT検査を詳細に行います。最近では、内視鏡を用いて腎臓を摘出しますので特にこの情報が重要になってきています。また左右の腎臓の働きの違いをみる検査も行います。その他、腎臓以外にも多くの検査が行われます。移植後の子どものカテーテルは、通常は腎移植の手術の時の麻酔中に抜去します。全身麻酔中に抜去されますので、抜去に伴う痛みはありません。

回答者
一般財団法人 住友病院 腎臓・高血圧内科 診療主任部長 阪口 勝彦 先生

一般財団法人 住友病院

腎臓・高血圧内科
診療主任部長 阪口 勝彦 先生

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