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なんでも相談室

2015年スマイル春号
記事の内容、執筆者の所属等は発行当時のままです。

PDの合併症としての鼠蹊ヘルニアには、自覚症状はあるのでしょうか?一般的な発症の割合とその治療法について教えてください。治療をすると完治するものなのでしょうか?

(55歳 男性 PD歴2年4ヵ月)

鼠蹊ヘルニアはPD患者の2.4~31.4%に発症します。通常は症状としてではなく腸管が鼠蹊部から飛び出していることで気づく場合がほとんどです。自分で元に戻せる患者さんが大半です。ただ鼠蹊ヘルニアの、ヘルニア孔(腸が飛び出す孔)に腸管が嵌頓(飛び出した腸が戻らなくなってしまう状態)して、鬱血状態になると大変です。腸が壊死して切らなければならない場合もあります。根治治療として、外科的にヘルニア孔をふさぐ手術が必要になります。PDをして腹圧がかかることによる発症であればAPDへの変更や併用または注入液量を減らし回数を増やすなどして透析液の重力を減らすための処方変更での対応が可能な場合もあります。
※報告によって差があります

回答者
東海大学医学部付属 八王子病院 腎内分泌代謝内科 准教授 角田 隆俊 先生

東海大学医学部付属 八王子病院

腎内分泌代謝内科
准教授 角田 隆俊 先生

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