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なんでも相談室

2015年スマイル冬号
記事の内容、執筆者の所属等は発行当時のままです。

決められた時間にバッグ交換ができず、透析液をお腹の中にいつもより長く貯留すると、どうなってしまうのでしょうか?

(70歳 女性 PD歴6ヵ月)

長時間貯留にて憂慮すべきことは除水量の変化です。例えば、5時間貯留の場合は+200mL程度の除水を得られていても、10時間貯留すると逆に-200mL程度となることがあります。腹膜透析液にはブドウ糖が含まれており、それにより身体から水分を引っ張り出しますが、長時間貯留をするとブドウ糖が吸収され水分を引っ張り出せなくなります。ただし、何時間貯留すると除水量が最も多くなり、何時間以上貯留すると除水量がマイナスになるかは個々の腹膜機能や透析液のブドウ糖濃度により異なります。また、エクストラニールの場合は一般的に貯留時間と比例して除水量も増加します。しかしながら、腹膜透析の状況に対する柔軟さは魅力の1つです。多くの場合、仕事や外出などによる1~2時間程度の貯留時間の変化や、旅行などによる月に数回程度の長時間貯留であれば、除水量マイナスはそれほど問題となりません。
※個々の状態によって異なります。主治医の先生にあらかじめ確認しましょう。

回答者
(株)麻生 飯塚病院 腎臓内科 古庄 正英 先生

(株)麻生 飯塚病院

腎臓内科 古庄 正英 先生

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