1. 腹膜透析(PD)情報サイト トップ
  2. 快適な腹膜透析(PD)ライフのための情報誌「スマイル」
  3. なんでも相談室
  4. 2017年
  5. フィブリンが多く排液が出にくい…

なんでも相談室

2017年スマイル春号
記事の内容、執筆者の所属等は発行当時のままです。

フィブリンが多く排液が出にくいことが多いのですが、フィブリンはなぜ出るのでしょうか? 食事とは関係があるのでしょうか?

(79歳 女性 PD歴3年4ヵ月)

フィブリンは血液中にあるたんぱく質の一種で、血液凝固に関与しています。PDカテーテル留置術後には一過性に認められることがありますが、ほとんどがそのうちに出なくなります。維持透析中にフィブリンが排液の中に出てくるのは、カテーテルが腹壁あるいは腹壁内の臓器を刺激することや、腹膜炎などが考えられますが、それ以外にも、風邪、胃腸炎などで体調を崩した際にも見られることがあります。食事とは関係がありません。排液の中のフィブリン量が多いとカテーテルを閉塞し、透析液の注排液ができなくなることがあります。既に排液が出にくいことが多いとのことですので、しばらくフィブリンの形成を阻止するヘパリンを透析液に混ぜて注液することも考慮すべきかと思います。主治医の先生によく相談してみてください。

回答者
日本医科大学 多摩永山病院 腎臓内科 部長 金子 朋広 先生

日本医科大学 多摩永山病院

腎臓内科 部長 金子 朋広 先生

ページトップ